Japanese
English
特集 リハビリテーション機器
Ⅱ.日常生活動作別にみた機器
起居・身の回り:重度身障者用多機能ベッド
Multiplly Funcunctional Bed for Severely Handicaped Persons
賀集 竹子
1
Takeko KASHU
1
1東京都老人総合研究所 看護学研究室
1Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology.
pp.23-26
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102295
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Ⅰ.開発の必要性
近年,我が国の老人人口は加速度的に増加し,65歳以上の老人人口は,現在実数が1千万人の大台を越え,21世紀初頭には2千610万人をピークとして,全人口に占める割合が約18.8%に達することが予測される.
厚生行政基礎調査(昭和53年)によると,日常生活のほとんどを臥床状態で過している寝たきり者は,全国で53万人いることが明らかにされた.それによると65歳以上の寝たきり老人(6カ月以上寝たきり)は,38万6千人(出現率3.91%)と推計されている.そのうち入院している老人は,約5万2千人(13.3%)に過ぎず,施設老人も6万3千人(16.3%)で,残りの27万1千人,おおよそ70%の寝たきり老人が家庭で療養している.
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