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特集 精神障害への理学療法・作業療法
精神科におけるレクリエーション―今日的課題について考える
Recreation Therapy in a Psychiatric Hospital
鹿島 清五郎
1
Seigorou KASHIMA
1
1北林病院
1Kitabayashi Hospital.
pp.191-195
発行日 1980年3月15日
Published Date 1980/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102110
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はじめに
精神科のレクリエーション療法が作業療法,生活指導と共に「生活療法」として精神科の治療体系に,広義の精神療法として位置づけられて久しいが,理論,実際面共に発展がみられないのはまことに残念なことである.特に昭和40年代半ばの精神医療全般,その中における生活療法の批判以来,レクリエーション療法は停滞傾向にある.そこで本稿では戦後から現在までの精神科レクリエーションを概観すると共に,レクリエーションの本質,有効性について述べ,この本質や有効性をもたらすために解決を迫られている今日的課題について考えてみたい.
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