The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 13, Issue 10
(October 1979)
Japanese
English
特集 理学療法士・作業療法士に関連のある社会資源
社会資源の活用の現状と課題―地域ケアにおける社会資源活用を中心に
Problems in Utilization of Social Resources: with Emphasis on Community Care
阪上 裕子
1
Hiroko SAKAGAMI
1
1国立公衆衛生院医療
1National Institute of Public Health.
pp.677-684
発行日 1979年10月15日
Published Date 1979/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102003
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はじめに
筆者は,保健・医療と福祉の連携を強めるためのシステムと方法の研究を行っている.
昭和44年から,東京近辺の医療ソーシャルワーカーとともに「社会資源研究会」を結成し,障害者・老人のための社会資源の活用・開発の課題や方法の研究や,「福祉制度要覧」(昭和53年)などの手引きの作成などの活動に参加してきた.
昭和48年からは1),東京都委託・難病対策機構研究班に参加し,難病患者・家族のための地域ケアのシステムの研究や,そこでの医療福祉援助方法の研究を行ってきた.そのなかでも,社会資源の活用・開発が重要2,3,4,6)な課題であることを痛感してきた.
ここでは,これらの研究活動に基づいて,社会資源活用の現状と課題について考えてみたい.
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