Japanese
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特集 特殊教育と理学療法士・作業療法士
障害児の治療と教育
Therapy and Education for Handicapped Children
浜田 青志
1
Seishi HAMADA
1
1神奈川県立ゆうかり園
1kanagawa Prefectural Yukarien.
pp.215-220
発行日 1979年4月15日
Published Date 1979/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101881
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はじめに
昭和54年度から養護学校教育の義務制が実施されることになった.この主眼点は心身障害児がその能力・適性に応じて,適正な教育を受けられることにあるといわれている.
たしかにこのことは,あらゆる子供が教育を受けられるという意味でははなはだ喜ばしいことといえる.しかし,統合教育の問題とか,必要以上に特殊教育と称して養護学校という別の場所に入学を強制するのではとか,さまざまな話題を提供し,必ずしも全面的な世論の支持は得られていないのが現状のようである.
我々主として医学的側面から肢体不自由児に関わる者にとっても,この問題は子供の将来に重大なる影響があるという点で無関心でいることは出来ない.
そこでこの際,肢体不自由児問題を治療と教育の両側面から過去を振り返りながら整理検討してみることにした.
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