The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 13, Issue 2
(February 1979)
Japanese
English
特集 評価
リハビリテーションにおける評価―その意義と現状ならびに今後の課題
Evaluation in Rehabilitation Medicine: Its Significance, Present status and future Tasks
嶋田 智明
1
Tomoaki SHIMADA
1
1高知医療学院
1Kochi School of Allied Health and Medical Professions.
pp.71-77
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101841
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はじめに
近年に至り,予防および治療医学の急速な進歩発展で,リハビリテーション医学(以下リハ医学あるいはリハと言う)の対象疾患層も多様かつ複雑化し,その結果としてのリハの治療法や評価法,様式も同様に多種多様化の傾向にある.また治療法に新しい考え方が導入されると,必然的に評価の考え方や方法論も,治療理論と並行して変遷し,旧評価法と新評価法の混在化を招き,一種の混乱を来すこととなる.しかもリハのニード,認識度に加え,そのレベルの高さは,地域によってどうしてもバラツキが出るため,評価方法などを一本化するには,困難さと無理が生じるように考えられる.この小論では,こうした問題点をふまえ,リハ医療における評価のあり方を原点に戻り,筆者なりに考えてみたいと思う.
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