Japanese
English
特集 慢性関節リウマチと理学療法・作業療法
関節可動域制限のある慢性関節リウマチ患者に対するアイソメトリックエキササイスの方法
Isometric Exercise for the Rheumatoid Arthritis Patients with Limitation of Range of Motion
藤本 欽也
1
,
井口 恭一
Kinya FUZIMOTO
1
1甲州中央温泉病院
1Kōshū Chūō Onsen Hospital.
pp.227-232
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101655
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
RAは運動器に関連した結合織性疾患で,臨床的には,関節周囲の炎症症状と変形等,関節構造異常をきたす特長とした,多発性,進行性で,慢性的経過をたどる.リウマチ疾患中,重大な機能障害を残すもので,不定型,非特異的だが,ある一定条件を含む一種の症候群と云われる.現在まで原因療法なく,主に保存的対症療法を施行,RA病態から,短,長期いずれにも罹患者は対応していかねばならない.リハは,消炎,鎮痛,とADL等の機能障害の予防,改善を行い障害を最少限にとどめる事と言われている.以下,本題に関連し,論文,成書を参考に記すが,障害程度に関して,Steinbrockerのstage class分類を参考に,又障害の機序に充分な認識なしには対象療法はなしえず,複雑多様な因子が混然と作用しあっている障害の因果関係を簡明に佐々木が図式してあるので,これを掲載させていただく(図1,表1,表2).
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.