Q and A
「慶応大学病院のリハセンターで新しいPT記録の方法を採用されたようですが,そのことについてお聞かせ下さい……」
福屋 靖子
1
,
藤沢 しげ子
2
1理学療法士
2慶応大学病院中央リハセンター
pp.622-623
発行日 1977年8月15日
Published Date 1977/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101537
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Q 新しいPT記録の方法を採用されたようですが,どのような方法かおしえて下さい.又,PT記録と医師のチャートとの関係はどのようになっていますか.
A 当センターでは昭和49年より,カルテの記載法に新しい試みを加えてきております.試みとは,当時ミネソタ大学リハビリテーション部で行なわれていたPOMRを当院の状態に適応させるべく若干の改良を加えて導入したものです.POMR(Problem Oriented Medical Record)はL.L. Weedにより提唱されたもので「患者の持っている医療上の問題に焦点を合わせ,その問題を持つ患者に最高の治療を行うことを目指して努力する一連の作業システム」を云い,その構成は,基礎データ,問題リスト,初期計画,経過記録及び退院時要約からなっています.
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