研究
会陰保護について—慶応式
田中 美代子
1
1慶応病院産科
pp.10-14
発行日 1957年1月1日
Published Date 1957/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201186
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近来助産婦は一般的視野を広くし,その分野に於いても乳児の保健指導や,妊娠中の保健指導を徹底させるべきである,と提唱されている.
このことは大変良い傾向である.しかし考えて見ると,昔から助産婦の仕事の殆んどが会陰保護のように考えていた事は,下記のような意味を持つている.それは,母児の生命の最も危機に立ち,二つの生命を分離させるところの瞬時であつて,何と云つても職務中の山である.
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