体験記
障害者一日体験記 3.「対麻痺」―学生実習から
大滝 明博
1
,
織田 妙子
1
,
尾花 久
1
,
甲藤 周子
1
,
神崎 靖仁
1
,
草下 秀紀
1
,
近藤 正太
1
,
上甲 哲士
1
,
高田 昇
1
,
武政 誠一
1
1高知リハビリテーション学院
pp.473-474
発行日 1977年6月15日
Published Date 1977/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101504
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私達は,下半身が麻痺(但し,膀胱・直腸障害などはない.)という漠然とした,対麻痺の体験を試みた.
まず,起床してベットから床へ移動をする.長坐位になってベットの横へ移動し,両手を床につき上半身から殿部まで降ろして,下脚は片手でつかんで降ろす.この場合,下腿を強く床に叩きつけてしまうこともある.最初は,ベットに腰かけた位置から,ベットに両手をつき,徐々にお尻を降ろしていったが,床の滑りにくいところでは,足が前に行かないので非常に窮屈な姿勢になって,両腕にだいぶ力を要した.
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