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本の紹介/「The child with disabling illness―Principles of rehabilitation」―edited by Downey J.A, and Low N.L./「失外套症候群より無動性無言まで」―(「神経研究の進歩」第20巻第5号特集)
大川 嗣雄
1
,
前田 守
2
1横浜市大整形外科
2中伊豆リハセンター
pp.308
発行日 1977年4月15日
Published Date 1977/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101463
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最近,わが国における小児のリハビリテーションは,脳性まひの比重が相当大きくなって来ているようである.しかし,リハビリテーションの技術は,脳性まひばかりでなく,他の多くの小児の障害にとっても有効である.
時には効果の点だけから考えると,脳性まひに対するよりずっと大きな利益を与えることもできる.また一方では,小児の障害に対する広い知識は,特定の障害に対する理解を深めるためにも大切である.残念ながら,小児のリハビリテーションを概観できるような本が我が国には非常に少い.そこで,このような知識を得るには恰好の木である本書を紹介したい.本書は大きな5つのsectionがあり,さらにそれが27章に分けられている.
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