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特集 診療記録
コンピューターを利用した診療記録―OTの立場から
Computer for Information System in Rehabilitation: from OT department
長尾 哲男
1
Tetsuo NAGAO
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
pp.179-188
発行日 1976年3月15日
Published Date 1976/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518101178
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Ⅰ.はじめに
現代はコンピューターの時代とかいわれている.コンピューターは,真空管式のENIACが誕生していらい目ざましい進歩を遂げている.私たちの病院にもコンピューターが持ち込まれている.アメリカのIBM社が完成したHIS-Hospital Information Systemはその良い例であろう.その他,医学への導入としてはGE社のMEDINET,CSC社のMEDLAS等がある.日本においては,その多くは検査関係のミニコンピューターであるが病院管理の分野への導入が始まっている.ただ,病院におけるコンピューターは医事業務の処理や問診の代行を目的としたものが多いようであり,リハビリテーションセンターでパラメディカルの評価記録をデータ・バンクに入れている点では当神奈川県総合リハビリテーションセンターがユニークな存在であろう.ここで当センターにおける情報処理システムを御紹介しその利点および現在の問題点について述べたい.当センターには,コンピューター室に中型電算機FACOM 230-35(65KB),中央検査室にHITAC-10(8kw),電気生理研究室にDECPDP-12/30(8kw)リハビリテーション工学科にDECPDP-12/40(16kw),RI室にNOVA-01(12kw)の計5台が入っている.
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