Japanese
English
特集 ADL
ADLのパーセント評価
ADL evaluation by percentage method
山口 鞆音
1
,
米倉 豊子
1
,
広重 靖
1
,
内藤 由紀子
1
,
吉田 隆幸
1
,
浜岡 勝
1
Tomone YAMAGUCHI
1
1九州労災病院リハビリテーションセンター
pp.181-188
発行日 1975年4月15日
Published Date 1975/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100985
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はじめに
リハビリテーション医療の分野でADLのもつ意義はきわめて重要であり,極言すればリハビリテーション医療の終局的な目標は,ADLの改善をはかるために行なわれるともいえる.すなわち疼痛を軽減させ,ROMを改善し,筋力の増強をはかり,協調運動をたかめ,さらに全身調整を行なうなどは,どれをとりあげてみても,すべてADLの改善をはかるのに何等かの関係がある.
ADLの諸動作は,身体機能ばかりでなく意思などの精神機能も統合されてはじめて行なわれるもので,さらにこれらの機能の差に加えて,疾患の種類や障害の程度など種々の要因が加わり,適正な評価を行なうことは非常に困難である.
当院では過去において6回ADL検査表の改訂を試みてきたが,それでもなお問題となる点があると考えられるために,再度検査表の検討を行ない新しく検査表を作成し検討を加えた.
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