書評
沢村誠志著―切断と義肢
加倉井 周一
1
1東京都補装具研究所
pp.436
発行日 1974年6月15日
Published Date 1974/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100863
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リハビリテーションの分野における切断者と義肢の問題はここ数年のうちに大きな転換期をむかえようとしている.すなわち工学的技術の導入,専門職種(とりわけ義肢装具製作士)の教育資格制度の検討化,行政上のさまざまな問題に対する取組み等徐々にではあるが従来に比べるとかなり大勢の人々の関心が向けられるようになってきた.
この分野における著書,参考書もすでに武智・明石両先生の「義足」,「義手」,飯田卯之吉先生の「義肢―その理論と実際」等おのおの特徴ある書物が刊行されている.このたび沢村先生の書物が加わったことは同じく義肢装具関係の仕事にたずさわっている者として大変喜ばしい次第である.
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