海外だより
海外体験をふりかえって―米国における精神科作業療法とその背景
高田 幸
1
Miyuk TAKADA
1
1九州リハビリテーション大学校,作業療法
pp.146-150
発行日 1974年2月15日
Published Date 1974/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100789
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私は,1971年7月から1年間,労働福祉事業団の命を受けて米国カンサス大学に留学し,昨年7月中句に帰国してから1年半を経た.
米国での1年間と帰国後に再体験した日本における精神科医療の実態には,その差を問えばきりがないし,即応用を試みてすでに2~3の障壁にもぶつかっている.
本当はこうした失敗談を述べていくのが貴重だと思うが,それには若輩すぎるので私個人が何を体験してきて何を感じたかの一部を遅ればせながら報告させて頂き,他に多くの先人達から御意見や,また,何かのお役にたてれば幸である.
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