The Japanese Journal of Physical Therapy and Occupational Therapy
Volume 7, Issue 9
(September 1973)
Japanese
English
資料
理学療法士助手教育の基準
Standards for Physical Therapist Assistant Education(J.A.P.T.A., 52(9), 948-949, 1972)
細田 多穂
1
Taho HOSODA
1
1東京医科歯科大学リハビリテーション部
pp.671-672
発行日 1973年9月15日
Published Date 1973/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100699
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はじめに
教育プログラムの最小規準を確立することは,正式資格を認定するための第一歩である.このような規準を公式に発表することによって,その教育プログラムが評価されるに必要な,組織機構を準備することが出来る.
それは,自己改革のための計画と評価および発展的な目標の過程において,プログラムの教授団とスタッフが利用する手段として役立てることが可能である.また,これは無資格の開業者の仕事の中に,大衆が入りこまないためのある程度の防禦方法にもなりうる.
技術教育の基本概念の1つは,就職した後に最小限の教育を追加するだけで間に合う課程を準備することであろう.もう一方の基本概念は,知識と技能の背景をもち,技術的進歩のみならず自分をとりまく文化的,社会的,経済的関係をも理解しうるような卒業生を送り出すことであると思われる.
PTアシスタント教育の最小規準に関するこの発表は,このような概念に立脚して築きあげたものである.これは教育課程の最終結果として,技術者という言葉で呼ばれる問題を取り扱う――彼は何を知っていなければならないか,持つべき特殊能力は何か,PTサービスの遂行に彼独自の貢献をするために可能にしておくべきものは何か.
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