研究と報告
Microsurgeryにおける眼科手術助手の教育と訓練
高山 友子
1
,
菊池 景子
1
1原眼科病院手術室
pp.1000-1005
発行日 1988年10月1日
Published Date 1988/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922110
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近年,顕微鏡下で行なうMicrosurgeryの進歩には目を見張るものがある.従来の手術とは異なり,極端に微細な手術器具や,高度に制御された器機を用いながら行なう介助は,ともすれば女性には不向きであるという意見もある.しかし,これは真実であるとは言えない.通常の高等学校を卒業し,全く未経験の看護婦志望の女子であっても,一定の計画に従って教育,訓練を行なえば,3年目には独立した助手としてMicrosurgeryの介助を勤めることができるようになる.
今回は,ここ10年間本院で実際に行なわれていて,われわれ自身も各々8年と5年間受けてきたMicrosurgeryの助手の教育と訓練の実態について紹介する.
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