特集 脳卒中のリハビリテーション
Ⅰ リハビリテーション・プログラム
扉
pp.397
発行日 1971年11月9日
Published Date 1971/11/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100489
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脳卒中患者のリハビリテーションは発作直後からはじまり,家庭・職場に復帰するまで,いや実は更にそのあとまで,すなわちその患者(障害者)が家庭・社会の中で新しい役割を獲得し,その役割を生きる喜びをもって遂行するようになるまで続く.若年の片まひ者にとっても,老年の片まひ者にとってはより一層それは困難な道である:そのためには医学的リハビリテーション・プログラムの充実とともに,職業的・社会的なリハビリテーション・プログラムの充実が必要であるが,同時にそれは,患者の主体性に訴えかけ,それを呼びさますものでもなければならない.上田論文は‘障害の受容’の概念を中心に,このようなものとしてのリハビリテーション・プログラムについて述べている.
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