作業療法の器具
おけいこ盤からタイプまで
七戸 幸夫
1
1北海道立旭川整肢学
pp.58-59
発行日 1967年11月9日
Published Date 1967/11/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100065
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はじめに
理学療法や作業療法の器具について,どこの病院や施設でも,一通りのものは持っている。しかし各自が工夫し,日常の訓練に使用できる新しい考案というものは,少ないといえる。昭和38年に開院した私どもの肢体不自由児施設や,開設後5年を経過した北海道のマザーズホーム(幼少肢体不自由児通園施設)にも,独創性をもつ器具は少ない。これは,PTやOTの歴史が浅いという単なる時間的経過だけではなく,これらの器具をとおして,こどもたちへ注ぐ愛情の密度に関係しているものであろう。ここでは旭川マザーズホームと,ヨーロッパの2,3の器具などについて紹介する。
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