群馬県榛名町 榛名荘病院

　Ⅰ．沿革および施設

　榛名荘病院は，榛名山麓の景勝の地にあり，関東平野を一望のうちにおさめる静寂の地に結核のサナトリウムとして昭和13年11月18日に設立された。昭和25年には財団法人認可，その頃より結核も急速に明るい希望が持てるようになり，そこで老人福祉事業に取り組むことになり，軽費老人ホーム（棟名春光園），養護老人ホーム（恵泉園），特別養護老人ホーム（計画中），および老人福祉村（150戸）を設置した。このような老人福祉施設を有する当然の結果として，榛名荘病院が老人福祉病院としての性格をはっきり持つようになって，さらに昭和41年7月1日にリハビリテーション医療部門を併設するに至った。