目でみる耳鼻咽喉科
鼓膜小穿孔耳のティンパノグラム
小林 俊光
1
,
沖津 卓二
2
1東北大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2東北逓信病院耳鼻咽喉科
pp.254-255
発行日 1987年4月20日
Published Date 1987/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492210285
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鼓膜穿孔耳では耳管から圧が洩れない場合ピークのない平坦なティンパノグラム(TG)が得られるのが普通である(図1a,b)。しかし鼓膜穿孔がきわめて小さい場合にはこれと異る2型のTG(ピーク移動型と眼振型と仮称)が記録されることがある。これらの小穿孔は顕微鏡を用いても見逃しやすい。特徴あるTG所見がその発見に役立つことがある。以下に代表例を示す。
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