目でみる耳鼻咽喉科
上咽頭癌の免疫学的診断法
古川 仭
1
,
滝元 徹
1
,
森下 和男
1
,
石黒 英世
1
,
小森 貴
1
,
梅田 良三
1
1金沢大学医学部耳鼻咽喉科
pp.320-321
発行日 1984年5月20日
Published Date 1984/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492209772
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上咽頭癌(NPC)細胞内にEpstein-Barrウイルス(EBV)の遺伝子(genome)であるEBV-DNAが生化学的方法から証明される(表1)。
したがって.腫瘍組織内にEBV遺伝子の発現である特異的抗原をもつ細胞を証明するか,それに対する特異的抗体の上昇を患者血清中に免疫学的に証明することにより診断に役立てようとするものである。ここにその概要を紹介する。
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