創刊50周年記念特集 今日の耳鼻咽喉科/治療のコツと全身管理
特殊用剤の使用法
強心剤
佐藤 友英
1
1帝京大学医学部第一内科
pp.912-914
発行日 1978年10月20日
Published Date 1978/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208799
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強心剤とは心臓に直接作用し,その収縮力を増強させる薬物である。すなわち心筋に対し陽性変力作用positive inotropic effectを示す薬物を包括して強心剤と呼んでいる。現在強心剤として臨床的評価が確立されているものはジギタリス配糖体,カテコールアミン類(ノルエピネフリン,イソプロテレノール,ドパミンなど)が挙げられ,さらにアミノフィリン,グルカゴンも臨床的適応は少ないが強心作用を有している。
本稿では臨床上しばしば使用させるジギタリスとカテコールアミン類の使い方について解説する。
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