特集 小児耳鼻咽喉科疾患
音声障害
一色 信彦
1
1京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.727-731
発行日 1972年10月20日
Published Date 1972/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207834
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声は年齢とともに変化するものであるが,特に変声期を境として大きな変化をうける。変声期以前の音声障害は大人のそれと異なる面が多く,また一見同じ所見と思われても本質的に異なり治療方針も成人のそれとは区別すべき事が多い。本稿では,小児音声障害のほとんどを占めるいわゆる学童嗄声,変声の問題を中心にその原因,症状,所見,治療について述べる。
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