特集 耳鼻咽喉科診療の経験と批判
気管支鏡
橋本 泰彦
1
1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.851-854
発行日 1970年10月20日
Published Date 1970/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492207547
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Ⅰ.はじめに
耳鼻咽喉科領域でいわゆる直達鏡として使われてから既に60年を経過しているが,耳鼻咽喉科のみならず内科,外科両系で使われ出したのは戦後のことである。現在は気管,食道科として独立した診療科目として日本で公認されたのが昭和24年のことであるから,もう20年を経過したのであるが,その間の,ことに気管支鏡に関しての診療経験あるいはそれに関しての批判ということになると,あまり今まで考えたこともないが,私なりの歩みを中心として少しく思い出や感じたことを述べてご参考に供したいと思う。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.