Expertに学ぶ画像診断・12
気管支鏡
山田 玄
1
,
北村 康夫
1
,
梅田 泰淳
1
,
山田 裕一
1
,
夏井坂 元基
1
,
高橋 守
2
,
高橋 弘毅
1
Gen YAMADA
1
1札幌医科大学医学部内科学第3講座
2NTT東日本札幌病院呼吸器科
pp.392-398
発行日 2012年3月20日
Published Date 2012/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104000
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はじめに
気管支鏡検査は,中枢気道に発生した病変を観察し診断するうえで標準的な検査方法と考えられる.最近,narrow band imaging(NBI)や自家蛍光気管支鏡(auto-fluorescence bronchoscopy:AFB),気管支超音波(endobronchial ultrasonography:EBUS)などの新しい機器が気管支鏡検査にも普及してきているが1,2),このような検査を正確に行うためにも,基本的な白色光による通常観察の習得は必須である.また,電子スコープの進歩によって気管支鏡画像の解像度は向上し,微細な変化が捉えられるようになってきた.
本稿では,気管支鏡画像を分析するうえで基本的な内容について腫瘍性病変を中心に解説する.
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