座談会
気管支鏡の歴史と将来
小野 譲
1
,
藤川 芳彦
,
池田 茂人
2
1慶応義塾大学
2国立がんセンター
pp.783-788
発行日 1974年11月20日
Published Date 1974/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208139
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池田(司会) 今日は,たまたまアメリカから藤川先生が国際結核病会議に出席のためにおいでになりました。―彼はアメリカにおいて気管支鏡を多く使つておられるドクターで,現在のアメリカの気管支鏡の実情をよくご存じですので,日本の気管支鏡の父といわれている小野教授と一緒に座談会を開くことになりました。
気管支鏡というのは1897年ドイツのGustav Killianによつて始めて用いられたといわれています。それから現在のフレキシブル気管支ファイバースコープにいたる道を回顧し,将来の方向を考えてみたいと思います。
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