Japanese
English
--------------------
Colimycinのとくに緑膿菌に対する作用機作について
THE MECHANISM OF THE ACTION OF COLIMYCIN AGAINST PSEUDOMONAS AERUGINOSA
小山 康夫
1
Yasuo Koyama
1
1科薬抗生物質研究所
pp.709-713
発行日 1966年7月20日
Published Date 1966/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492203621
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.はじめに
Colimycin(Colistin)は1946年わたくしどものグループが,福島県掛田町の土壌から分離した有芽胞桿菌の一種Aerobacillus Colistinusと名付けた菌の生産するPolypeptideであって,一般的性状は,Polymyxin groupに近似している。
gram(-)菌に対する特異的な抗生物質である。(以下Colimycin,Polymyxinを一括してColimycin groupとして記載する)。本文においてはColimycinのgram(-)菌,とくに,最近注目せられている,緑膿菌に対する作用機作について,文献を引用しながら小実験の結果を報告する。
The author discussed the mechanism of the action of colimycin on infection with pseudomonas aeruginosa.
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.