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下鼻道側壁より発生した出血性鼻茸の1例
河合 純一郎
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1横浜市立大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.799-801
発行日 1961年9月20日
Published Date 1961/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202740
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I.緒言
出血性鼻茸は1893年Schadewaldにより初めて発表されて以来,本邦においても1899年岸が中鼻道に発生した本症について報告したのを始め,比較的多くの症例が報告されている。しかし一般に本腫瘍は鼻中隔に好発し,その他中,下鼻甲介等にも比較的多く発生することが知られているが私は最近右下鼻道側壁より発生した1例を経験したので報告する。
A bleeding nasal polyp is removed with a cold snare. No recurrence is seen during the period 1 1/2 year since the operation. The po-lyposis was found to be originating from in-ferior turbinate.
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