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副鼻腔術後のゴムタンポン使用について
高岡 壮一郎
1
,
早崎 弘晃
1
,
天谷 秀夫
2
,
中川 透
2
,
鈴木 昭夫
2
1静岡赤十字病院耳鼻咽喉気管食道科
2慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.801-804
発行日 1961年9月20日
Published Date 1961/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202741
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I.緒言
耳鼻科領域における各種手術に際し,多くは術後性出血を避ける目的でタンポンを施すのが常識となつているが,従来から用いられているのガーゼタンポンは其の抜去に際し屡々疼痛と再出血に悩まされる事があるため,術後使用するタンポン材については色々工夫されている。我々は,昭和34年4月より昭和35年11月迄に静岡赤十字病院耳鼻咽喉科において172例,265側の副鼻腔炎多洞手術後にCondomの風船タンポンを使用し,満足すべき結果を得たので報告し諸先生の御追試と御批判を仰ぎたいと思う。
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