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興味ある声帯間異物の1症例
平野 一弥
1
,
桐谷 寿彦
1
,
森田 重雄
2
1日本医科大学耳鼻咽喉科学教室
2日本医科大学
pp.883-884
発行日 1960年10月20日
Published Date 1960/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202550
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I.緒言
声帯間に異物が介在する事は稀な事といわれ,又声帯附近の異物は魚骨等の如き尖鋭のもので多く刺入して介在し易いものである。尚,文献に依れば通常一度気管内に吸引された異物が咳嗽発作と共に喀出される際,声帯間に停滞する事が,声帯間異物成立の一大要因といわれている。
然しながら,最近当大藤クリニックに表面平滑の球形飴玉が,最初から声帯間に嵌入して来た興味ある珍らしい症例を経験したので報告する次第である。
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