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来日したリンク教授
大藤 敏三
1
T. Daito
1
1日医大
pp.166-167
発行日 1960年1月20日
Published Date 1960/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492202400
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1959年X月,17-18日に東京で開かれる事に決つていた第11回日本気管食道科学会総会の海外特別招待講演者を誰にするか,特に気管食道科学会に名望ある人をと物色すると中々決り難い。アメリカ方面からは昨年秋の国際気管食道科学会に出席したために今年は出向き難いと考えられる,そこで昨年は来られなかつた欧州方面とするとドイツの大学を一応物色したい,フランスからも昨年来日しているので自然ドイツの中堅学者に眼が向けられている矢先きに,日大の斉藤君の推奨で提案された人がベルリン大学耳鼻咽喉科教室主任のリンク教授であつた事は,後から考えると大変良かつた事になつた。
昨年名古屋の耳鼻咽喉科学会総会にはミユンヘン大学のAlexander Herrmann教授夫妻が来日した,ひきつづいて今度はベルリン大学のRudolf Link教授で,ドイツ医学会としては先ず一流所の人達であつたから色々の点で,日本の耳鼻,気食関係の人も得る所が大であつたと思う。ドイツ医学会人は花盛りと言う所かも知れない。
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