特集 副鼻腔炎の病理と治療
副鼻腔手術法について
西端 驥一
1
1慶応大学医学部
pp.955-961
発行日 1956年12月25日
Published Date 1956/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201692
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1)Pansinektomieのその後
昭和6年私が一次的Pansinektomieを提唱し,久保猪之吉,田中文男,増田胤次の諸先輩と議論した事は記憶している方もあろう。その後20数年経過した現在,私がこれに就いてどんな考えを持つているかを述べる事は諸賢も多少の興味を持たれるであろうし,又私の責任でもあると思う。
Extranasal,Intranasal,Permaxillarを同時に行う私の所謂Radikale PansinektomieはPansinusitisの高度のものとか,副鼻腔癌の場合にのみ行つている。
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