--------------------
慢性副鼻腔炎手除後に試用せる強力ネオミノフアーゲンCの効果に就て
山崎 可夫
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科教室
pp.417-418
発行日 1956年6月20日
Published Date 1956/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201577
- 有料閲覧
- 文献概要
緒言
慢性副鼻洞炎に対する治療法は最近の各種抗性物質並びに化学療法剤の発見進歩と,それに伴う手術療法の改善によつて著しい効果を見て居るが,篩骨蜂窩を含む多洞手術施行の場合に於ける後療法に関してはあまり報告されていない。
私は今回強力ネオミノフアーゲンC(以下S. N. M. C. と略す)を試用して副鼻洞の手術的侵襲に由来する症状を早期に消褪せしめ得たので,茲にその大略を報告して諸賢の御批判を仰ぎたい。
Yamasaki reports that use of minophagen C following nasal surgery seem to establish enhancement of wound healing.
Copyright © 1956, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.