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強力ネオミノフアーゲンCの奏効したBehcet氏徴候群の1例
平山 新衛
1
1都南病院
pp.402-404
発行日 1954年8月20日
Published Date 1954/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201180
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緒言
口腔,眼,外陰の三部位にアフタ樣の潰瘍の生ずる疾患を1937年BehcetがBehcetsche Syndromと名付けたのであるが,Reudu,FissingerのEctodermose érasive pheriorificielle等の類似せる疾患が記載されており,これらは何れも甚だ稀な疾病でその本態も未だ明らかにされず,従つてこれらの疾病が同一のものであるや否やも判然としていない。私は最近,これらの疾病に似した徴候を有する1症例に逢遇し,やはりBehcet氏徴候群として考えるのが妥当と思われたのでここに報告する次第である。
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