特集 耳鳴と眩暈
第2章 眩暈
ポルトマン手術法の実際
山川 強四郎
1
,
内藤 儁
1
1大阪大学
pp.923-930
発行日 1955年12月25日
Published Date 1955/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201472
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Portmann教授がこの手術法を始めて発表したのは1926年12月の事である。Presse médicaleの34巻にLe treitement chirurgical des vertiges par l'ouverture du sac endolymphatiqueと題して彼の術法を紹介し,その翌年(1927)Acta oto laryng.,J, Laryng. & Otol. 及びArch. otolaryng. に夫々同様の発表を行つた。
彼がこの発表を行つた当時は,メニエール氏病(以下メ病と略)の内耳病変は未だ知られていなく,我々の所謂暗黒時代であつた(メ病の内耳病理組織学の所を見られたい)。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.