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喉頭,食道の異常感と頸椎変形
後藤 修二
1
1名古屋大学
pp.265-268
発行日 1954年6月20日
Published Date 1954/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201139
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緒言
喉頭,食道に異常感覚を訴えて我々を訪れ,舌根扁桃肥大,喉頭の変化,食道の変化等が証明されない場合には,我々は喉頭或は食道の知覚異常と考えていたのである。
而して喉頭,食道の異常感覚としでは,次のものを挙げることが出来る。即ち 1.異物感として総括されるものには,圧迫感球のある感じ,針のある感じ,何かある感じ,虫のいる感じ,等色々の訴えがある。
2.疼痛感としで総括されるものには,刺す樣な感じ,引きさく樣な感じ,切られる樣な感じ,焼ける樣な感じ,引張られる樣な感じ,つき刺される樣な感じ,掻痒感,虫のはう感じ等色々の訴えがある。
3.温度感覚としでは熱のある感じ,熱い感じ冷い感じ等がある。
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