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海外通信(アムステルダムより)
pp.387
発行日 1953年8月20日
Published Date 1953/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492200947
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◇6月8日から,アムステルダムで開催された國際耳鼻咽喉科學會に出席されている米合衆國ローマリンダ大學原初治教授より本誌編集同人大藤教授宛次の如き通信があつた。
「當地へ到着早々日本からは長谷川教授を初め他の3名の出席者に御目にかゝり,學會開催の初日,私の宿舍で夕食を共にして頂きました。山田君は少し御病氣で出席して頂けませんで殘念に存じました。長谷川教授は獨語の論文を提出されました。幸い獨逸語の出來る同僚も相當ありましたので,成功したのは私共も滿足して居ります。私の發表した鼻硬化症は,内地には未だ文献はありません。インドネシヤには多數あるとの事です。オランダ開業醫でインドネシヤに15年おつた人が,私の論文をDiscuss致しました。又エヂプトにも患者が多數あるとの事です。カイロ大學の教授と他の1名も亦discussして呉れました。(中略)
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