Japanese
English
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精索捻転を併発せる停留睾丸の1例
A CASE OF CRYPTORCHISM ASSOCIATED WITH TORSION OF THE SPERMATIC CORD
佐々木 恒臣
1
,
門野 雅夫
1
,
菅原 剛太郎
1
Tsuneomi SASAKI
1
,
Masao KADONO
1
,
Gotaro SUGAWARA
1
1札幌医科大学泌尿器科教室
1Department of Urology, Sapporo Medical College
pp.909-913
発行日 1966年8月1日
Published Date 1966/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204448
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I.はじめに
精索捻転症は,日常の診断上は比較的まれな疾患に属する。しかし,本症を診断の面から考える時は,急性睾丸炎,副睾丸炎等との鑑別は普通考えられるほど容易でなく,しばしば誤診の対象となつており,又,停留睾丸に合併する時は,ヘルニヤの嵌頓等との鑑別は一層困難である。我々は今回停留睾丸に合併した精索捻転の1例を経験したのを契機として,過去9年間に経験した6例を総括して反省する機会を得たので,文献的考察を加えて簡単に報告したい。
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