Japanese
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特集 シンポジウムI.皮膚の病態生化学
皮膚のヒスタミン
HISTAMINE IN THE SKIN
山崎 英正
1
Hidemasa YAMASAKI
1
1岡山大学医学部薬理学教室
1Department of Pharmacology, Okayama University Medical School
pp.1188-1194
発行日 1965年11月20日
Published Date 1965/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204230
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I.まえがき
種属による差異はあるが,皮膚は概してヒスタミンを多く含む臓器である。Lewis1)(1927)によつてヒトの皮膚血管のヒスタミンにたいする特異な反応が注目されて以来,皮膚の生理および病態過程とヒスタミンとの関係についてはたえず深い関心がもたれ,とかく論議も多い。この稿では著者が教室の共同研究者とともにおこなつてきたヒスタミンの研究のうちから,皮膚に関係のある知見の概要についてのべたい。
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