Japanese
English
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遊離包皮弁移植による尿道形成術の経験
CLINICAL EXPERIENCE OF URETHROPLASTY WITH A FREE FULL-THICKNESS GRAFT FROM THE PREPUCE
善積 正中
1
,
国井 康男
1
,
佐藤 敏朗
1
,
渡辺 麟也
1
Masanaka YOSHIZUMI
1
,
Yasuo KUNII
1
,
Toshiro SATO
1
,
Rinya WATANABE
1
1国立仙台病院外科
1Department of Surgery, Sendai-National-Hospital
pp.259-262
発行日 1965年3月1日
Published Date 1965/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204034
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I.まえがき
尿道狭窄に対しては非観血に拡張術を行なうことが望ましいのであるが,高度の狭窄のため誘導ブジーの挿入さえ困難な例,或いはブジーによる拡張術は行ない得ても狭窄を反覆する症例に対しては尿道形成術が必要となる。化学療法の発達した今日では積極的な手術療法が容易に行なわれるようになり,また手術方法の如何を問わず治癒期間は短縮され,治癒後の再狭窄を見ることも少なくなった。
尿道の伸展性は比較的大きいのでPull-thro—ugh Operationによる切除断端の接着は最初に試みられるべき方法ではあるが,狭窄部が長すぎる場合や狭窄部切除後の近位,遠位尿道端に癒着があり,剥離困難な例においては尿道補填術が必要となる。
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