Japanese
English
特集 泌尿器腫瘍(その2)
腎
腎腫瘍の臨床的観察
A CLINICAL OBSERVATION OF THE RENAL TUMOR
佐藤 敏朗
1
,
善積 正中
1
,
渡辺 麟也
1
Toshiro SATO
1
,
Masanaka YOSHIZUMI
1
,
Rinya WATANABE
1
1国立仙台病院外科
1Department of Surgery, Sendai National Hospital.
pp.711-716
発行日 1966年6月25日
Published Date 1966/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204409
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I.緒 言
腎腫瘍も初期には無症状に経過するため,早期診断は困難で,治療の時期を失することが多い。これまでの報告1)2)をみても多くは晩期例であり,予後は一般に不良である。本疾患は已に臨床方面,あるいは病理学方面から詳細に研究されているが,その診断,治療についてはなお検討の余地が少なくない。我々は過去10年間に経験した24例の腎腫瘍の臨床的観察を試み,文献的考察を行つたので報告する。
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