他科との連携手術-知っておくべき最新の知識
形成外科との連携 消化器手術における遊離組織弁移植術の応用
櫻井 裕之
1
1東京女子医科大学 形成外科
キーワード:
組織移植
,
消化器外科
,
食道形成術
,
食道疾患
,
腹部外傷
,
チーム医療
,
遊離皮弁
Keyword:
Abdominal Injuries
,
Esophageal Diseases
,
Esophagoplasty
,
Patient Care Team
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Tissue Transplantation
,
Free Tissue Flaps
pp.1473-1477
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012088467
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1970年代以降手術用顕微鏡の開発に伴い、微小血管吻合を伴った遊離組織弁移植術はさまざまな再建分野に利用されている。消化器手術においては、遊離空腸弁移植による食道再建がその最たるものであるが、その他にも腹壁全層欠損に対する遊離筋膜皮弁移植術など、応用範囲は広がりつつある。遊離組織弁移植においては、移植組織の血流確保が重要であるとともに、症例に応じて適切な再建材料を選択することでより再建の質を高めることができる。
©Nankodo Co., Ltd., 2011