Japanese
English
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放射線性膀胱炎に対するKimopsin(α-Chymotrypsin)の応用
CLINICAL APPLICATION OF THE KIMOPSIN (α-Chymotrypsin) FOR THE IRRADIATION CYSTITIS
久住 治男
1
,
大島 浩太郎
1
,
亀田 健一
1
Haruo HISAZUMI
1
,
Kotaro ŌSHIMA
1
,
Kenichi KAMEDA
1
1金沢大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, School of Medicine, Kanazawa University
pp.41-44
発行日 1965年1月1日
Published Date 1965/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203986
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I.緒 言
子宮癌に対する放射線療法に伴つて発生する膀胱障害は,その症状がはげしく,治療にもかなりの抵抗を示す不快なものであり,我々泌尿器科医に治療を求められる頻度もしだいに増加の傾向をたどつている。
近年新しい抗炎症剤の開発上最も大きな収獲は副腎皮質ホルモンであり,本症に対しても主としてこれらの薬剤により治療が行われてきて,その有効性はすでに我々の知るところである。しかしながら癌に対する影響,あるいはその他の副作用の点も考慮されるところであつて,更に新しい治療薬剤の発表が待たれるものである。
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