Japanese
English
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停留睾丸より発生せるゼミノームの1例
NEW GROWTHS DEVELOPIG IN UNDECENDED TESTICLES
入沢 俊氏
1
,
白井 将文
1
,
那須 鈆三郎
1
Shunshi IRISAWA
1
,
Masafumi SHIRAI
1
,
Shozaburo NASU
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
pp.31-37
発行日 1965年1月1日
Published Date 1965/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203985
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I.緒 言
停留睾丸から悪性腫瘍が屡々発生することは古くから知られており,中でもゼミノームが最も多いと云われている。しかしながら,本症は比較的稀な疾患であり,本邦に於ては1898年佐藤1)の報告以来現在まで89例を数えるに過ぎない。
私達も最近右陰嚢内睾丸欠損及び右下腹部鈍痛を主訴として来院した患者に本症の1例を経験したので文献的考察を加えて茲に報告する。
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