Japanese
English
特集 泌尿器腫瘍(その2)
尿管
原発性尿管癌の1例
A CASE OF PRIMARY CARCINOMA OF THE URETER
久住 治男
1
,
寺邑 能美
1
,
亀田 健一
1
,
森永 健市
2
Haruo HISAZUMI
1
,
Yoshimi TERAMURA
1
,
Kenichi KAMEDA
1
,
Kenichi MORINAGA
2
1金沢大学医学部泌尿器科教室
2浅の川病院内科
1Department of Urology, School of Medicine, Kanazawa University
2Department of Internal Medicine, Asanogawa Hospital
pp.723-726
発行日 1966年6月25日
Published Date 1966/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491204411
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I.緒 言
原発性尿管癌の報告は近年著しく増加の傾向にあり,Scott (1963)は1954年までに240例の報告があり,それ以後さらに234例が追加されるとしており,本邦においても,北山ら(1962)は62例を集録して総括的観察を行なつている。しかしながら,本症が泌尿性器の悪性腫瘍中最も稀れなものの1つであることには変りなく,さらに症例を重ねて検討されるべき疾患といえよう。
我々は最近浅の川病院においてその1例を経験したので報告する。
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