Japanese
English
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近年経験せる顕症梅毒について
CUTANEOUS SYPHILIS IN RECENT YEARS.
皆見 省吾
1
Seigo MINAMI
1
1九州大学
1the Kyushu University.
pp.1003-1004
発行日 1961年12月1日
Published Date 1961/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203184
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I.まえがき
昭和25年ごろより顕症梅毒は激減して潜伏梅毒のみを残すことになつたが,稀には第3期顕症梅毒を見る。なお臨床と研究38巻,7号に掲載せるごとく,近年稀ではあるが,硬下疳を経験する。36年7月の福岡地方会でこれを発表したが,2〜3の会員も硬下疳を見たという。さらに8月に混合下疳を経験したゆえそれと晩期顕症梅毒例を示すことにする。昔はしばしば見たものであり,いまでもこれを経験せる人も多いと思うが,ひとまず発表して見よう。ただし第2期顕症梅毒には数年間遭遇しない。
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