Japanese
English
症例報告
第2期顕症梅毒の6例
Six cases of secondary syphilis
山家 英子
1
,
堀越 貴志
2
Hideko YAMBE
1
,
Takashi HORIKOSHI
2
1やんべ皮膚科
2札幌医科大学医学部皮膚科学講座
1Yambe Dermatologic Clinic
2Department of Dermatology, School of Medicine, Sapporo Medical University
キーワード:
梅毒
Keyword:
梅毒
pp.1203-1206
発行日 1994年12月1日
Published Date 1994/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901394
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最近経験した第2期顕症梅毒の6例を報告した.いずれも梅毒感染を自覚しないまま当院を受診した.皮疹は,乾癬,湿疹,足白癬,掌蹠膿疱症,ジベルばら色粃糠疹に類似していた.確定診断には梅毒血清反応の結果を必要とした.ペニシリン系抗生物質を投与し,全例に皮疹の消失および梅毒血清反応抗体価の低下を認めた.日常診療において,陰部以外の皮疹を主訴として来院した場合にも,梅毒を念頭に置いて診療する姿勢が大切と考えた.
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