Japanese
English
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エリテマトーデスに対するレゾヒンの治療効果—ビタミンB2代謝を中心とする観察
THE TREATMENT OF ERYTHEMATODES WITH RESOCHIN:SOME OBSERVATIONS OF INFLUENCES OF RESOCHIN ADMINISTRATION ON RIBO-FLAVIN METABOLISM
菅原 光雄
1
Mitsuo SUGAWARA
1
1弘前大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1Dermato-Urological Department of Hirosaki University
pp.443-446
発行日 1961年5月1日
Published Date 1961/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203058
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I.緒言
抗マラリア剤として登場したレゾヒン(燐酸クロロキン)は今日,皮膚科領域に於いてはエリテマトーデス特にその慢性型に対して屡々卓効を示すと共に,酒皶,日光皮膚炎等の光線過敏性疾患にも好影響をもたらすことが指摘され,一方内科方面その他では関節ロイマチスムスに使用されるなど,次第にその適用範囲が拡げられている。
余はレゾヒンを使用したエリテマトーデスの症例につき,その治療経過を比較的長期間観察し,治療前後の血液,尿ビタミンB2量の変動を介して本剤の作用機転に対して些か検討を加えたので以下にその概要を報告する。
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