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2,3皮膚疾患に於けるビタミンB2ビタミンAの効果
大森 淸一
1
,
畑 弘道
1
,
加島 英雄
1
,
大矢 知躬
1
,
倉田 喜一郎
1
,
伊藤 仁
1
,
橋本 欣也
1
1東京警察病院 皮膚科
pp.281-282
発行日 1954年5月1日
Published Date 1954/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201198
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B2deficiency stateとしてBecker-Oberma-yerの著者に記載されている臨床症状は,1)舌乳頭増殖,2)口角糜爛,3)口唇炎,4)脂漏性皮膚炎,5)鼻唇溝の潮紅,6)耳の前後の皹裂,7)鼻がshark skinの如くなる,8)瀰慢性表在性角膜炎(最終段階としてなる。)
吾々は外来で臨床的に此の症状を示すもの,然し,全部揃つているものとは限らないが,舌と角膜の変化の有無に重点を於て,B2を使用した。皮疹の状況としてあげられるものは,落屑性皮膚炎,口角糜爛,耳の前後の皹裂でありました。成績の判明したもののみあげてみます。
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