Japanese
English
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メタゾロン軟膏の皮膚科的応用
SOME CLINICAL USE OF METASOLON OINTMENT ON SKIN DISEASES
宮本 睦夫
1
,
洙田 明男
1
Mutsuo MIYAMOTO
1
,
Akio NAMETA
1
1徳島大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Tokushima University
pp.265-271
発行日 1961年3月1日
Published Date 1961/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203021
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I.まえがき
副腎皮質ホルモン療法があくまでmorbidi-staticであり,morbidicurativeでないとはいえ,本剤の示す或種皮膚疾患に対する劇的効果は各種炎症,アレルギー性疾患,膠原病などの治療に欠くことの出来ない薬剤の一つとしての地位を固め,ますます盛んに使用されるに至つた。外用療法への応用もハイドロコーチゾンを始めとして,次々と新しい合成副腎皮質ホルモンが登場し,研究の進展に伴つて次第に副作用も減少し,しかも低濃度でも同様の卓効を示すことが認められてきた。
最も新しいDexamethasoneは従来用いられていたCorticosteroidにくらべて,最も強い抗炎症作用を示し,しかもNaの貯溜など忌むべき副作用は殆んど見られないといわれている。
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